今日のキーワード「with flying colors」(見事に) - 「ベスト4の顔ぶれ」 | テニス | ウィンブルドン

こんにちは。

ウィンブルドン8日目、女子シングルスの準々決勝4試合が行われました。
それに先立ち準々決勝で勝ちそうな4人の紹介記事を取り上げたのですが、そのうち3人が敗れてしまいました。

https://ardthect.blogspot.jp/2017/07/weigh-down-8.html

要するに準決勝に進出した4人のうち1人しか紹介できていません。
今日は償いの意味も込めて、残りの3人を取り上げます。

ジョアンナ・コンタ、ウィンブルドン (画像:The Independent)

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1.今日のキーワード
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【with flying colors    見事に】

今日のキーワードは「with flying colors」です。
元々、勝利を収めた軍艦が母港に凱旋する様子を描写するための表現です。
名詞「colors」は「国旗」、「軍旗」の意味で使われています。
形容詞「flying」は「(風に)なびいている」、「(風に)翻っている」という意味で、
前置詞「with」は「...しながら」、「...した状態で」などの付帯状況を表します。
ですので「with flying colors」は、「旗を風になびかせながら」軍艦が凱旋する、
つまり「見事に」、「立派に」帰港する様子を表現しています。
「with flying colors」は、「見事に」、「立派に」という意味になります。
「pass the exam with flying colours」(見事に試験に合格する)のように使われます。

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2.ボキャブラリー
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・Wimbledon : ウィンブルドン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。グラスコート。開催地はイギリス・マートン・ロンドン特別区ウィンブルドン。
・Venus Williams : ビーナス・ウィリアムズ。アメリカ国籍。37歳。右利き、両手バックハンド。グランドスラム優勝7回、ツアー優勝71回。現在11位 (最高1位)。
・Roland Garros : ローラン・ギャロス。全仏オープンの会場。しばしば全仏オープンそのものを指す。
・All England Club : オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ。ウィンブルドンの会場。
・Johanna Konta : ジョアンナ・コンタ。イギリス国籍。26歳。右利き、両手バックハンド。ツアー優勝3回。現在7位 (最高6位)。
・check off : チェック済みの印を入れる。
・mettle : 根性、気概。
・buckle up : シートベルトを締める。心などの準備をすること。
・Magdalena Rybarikova : マグダレナ・リバリコバ。スロバキア国籍。28歳。右利き、両手バックハンド。ツアー優勝4回。現在87位 (最高31位)。
・splint : 固定器具、副え木。
・pull off : もぎ取る、つかみ取る。

上記フレーズに関する知識があると、原文をより深く理解できます。

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3.原文
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【Previewing the Wimbledon quarterfinalists】

No.11 Venus Williams
For the second consecutive match, 37-year-old Venus will face-off against the youngest player left in the draw. In the fourth round it was 19-year-old Ana Konjuh. On Tuesday it will be 20-year-old Roland Garros champion Jelena Ostapenko. Throw in her win over 19-year-old Naomi Osaka in the third round and Venus has done well to represent the "Get off my lawn" crowd. Venus is the oldest player to advance to the quarterfinals of a Slam since Martina Navratilova, here at Wimbledon, in 1994.

Venus is a seven-time Slam champion and no tournament has rewarded her aggressive play at the baseline and net as much as Wimbledon, where she is a five-time champion. How can you not dominate at a tournament where the trophy bears your name? It was a match made in heaven.

A semifinalist here last year, only one woman still playing the game has won more main draw matches at the All England Club than Venus. That would be little sister Serena. If Venus beats Ostapenko, she'll join Serena as the co-leader with 86 main draw wins.


No.7 Johanna Konta
The 26-year-old is the first British woman to reach the quarterfinals since Jo Durie in 1984 and a win over Halep on Tuesday would make her the first British semifinalist since Virginia Wade in 1978. That's a lot of history to make for Konta. Then again, Konta has spent the last 12 months checking off "the first Brit since..." milestones nearly every month. She's used to it by now.

Whether Konta would be used to the unique pressures of being a top-ranked British player at Wimbledon was a big question coming into the tournament and she has passed with flying colors. That's no surprise to those of us who watch her frequently on tour. Konta has spent two years proving week after week that she's one of the best at processing pressure - She doesn't ignore it, she accepts it.

As she closes in on a Top 5 debut (only four British women have ever cleared that hurdle) Konta has proven this week that she has the mettle to make a real run at the title. Her two three-set wins during the fortnight followed the same pattern: Konta held her nerve and her opponent was the one who blinked first. She came through to win 10-8 in the third over Donna Vekic in the second round and again edged Caroline Garcia 6-4 in the third in the Round of 16.

Buckle up, Britain. You may just have a champion on your hands.


No. 87 Magdalena Rybarikova
A year ago, Rybarikova was playing Wimbledon with her wrist in a splint. Two surgeries later and after a seven-month layoff, she's back to playing her best tennis. In fact, the 28-year-old Slovakian says she may even be better than she once was.

Rybarikova's game translates so seamlessly on grass. Armed with a good flat serve that she can place well, a biting backhand slice, a flat forehand and backhand she can skid through the court, and total comfort at the net, Rybarikova's game crystalizes on the turf. So it's a shock that she had never made it past the third round at Wimbledon before this year, where she pulled off the upset of the tournament by ousting No.3 Karolina Pliskova in the second round.

How good is Rybarikova right now? She carries a 17-1 record on grass (across all levels) into her quarterfinal showdown with Vandeweghe, which also happens to be a rematch of a first round match at the French Open last month, which Rybarikova won 6-1, 6-4. Rybarikova already knocked out one tournament favorite in Pliskova. Can she pull off another stunner against Vandeweghe to become the first Slovakian woman to advance to the Wimbledon semifinals?



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4.日本語訳
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【ウィンブルドン準々決勝の展望】

世界ランク11位 ビーナス・ウィリアムズ
37歳のビーナスは、各ラウンドの最年少選手と2試合連続で対戦する。4回戦では19歳のアナ・コンジュと対戦した。準々決勝では、全仏オープンで優勝した20歳のオスタペンコと対戦する。3回戦では19歳の大坂なおみに勝っている。「私の庭から出て行きなさい」と「子供」にしつけする「大人」の役割を十分に果たしている。ビーナスは、1994年ウィンブルドンのマルチナ・ナブラチロワ以来、最年長のグランドスラム準々決勝進出者である。

ベースラインやネットで見せるビーナスの攻撃的なプレーは、ウィンブルドンで最も有効になる。彼女はグランドスラムで7回優勝しているが、そのうちウィンブルドンで5回優勝している。自分の名前がトロフィーに刻まれている大会で優勝できない理由はない。最高の試合を演じてきた。

ビーナスは去年も準決勝に進出している。ウィンブルドンで彼女より勝ち星が多い現役選手はただ一人である。妹のセレナだ。ビーナスがオスタペンコに勝てば、86勝でセレナと並ぶ。


世界ランク7位 ジョアンナ・コンタ
コンタは26歳のイギリス人である。1984年のジョー・デュリー以来初めて、準々決勝に進んだイギリス人女性になった。準々決勝でハレプに勝てば、1978年のバージニア・ウェイド以来初めての準決勝進出者になる。コンタには多くの歴史を塗り替えるチャンスがある。彼女はこの1年「...以来初のイギリス人」という記録を毎月のように塗り替えてきた。もう彼女は慣れている。

ウィンブルドンでイギリス人最上位選手になるのは、特別なプレッシャーである。コンタはそのプレッシャーに慣れることができるのか、大会前は疑問視されていた。しかし見事にクリアした。ツアーで彼女をよく見ている者からすると、驚きではない。この2年間、プレッシャーとの付き合い方が上手いことを、彼女は毎週のように見せてきた。彼女はプレッシャーから目をそらさず、プレッシャーを受け止める。

トップ5入りも近づいている (過去イギリス人でトップ5に入ったのは4人だけ)。そんな中、タイトルを本気で取る意気込みがあることも見せている。彼女は今大会、フルセットを2試合戦っている。2試合とも静かにゲームに入り、相手が第1セットを取っている。ドナ・ベキッチとの2回戦では、第3セット10-8で勝ち、カロリーヌ・ガルシアとの4回戦では、第3セット6-4で辛勝している。

イギリス人は、心の準備をした方がよい。イギリス人優勝者が誕生するかもしれない。


世界ランク87位 マグダレナ・リバリコバ
昨年のウィンブルドン、リバリコバはリストサポートを付けてプレーしていた。その後、2回の手術と7か月の休養を経て、自分の最高のテニスを取り戻している。実際、28歳のリバリコバは、昔より好調かもしれないと言っている。

リバリコバのプレーは、グラスコート上でとても滑らかになる。フラット系サーブのプレースメントが良く、強烈なバックハンド・スライスも持っている。フォア・バック両方でフラット系ショットを打ちながら、コートを走り回る。ネットプレーも得意だ。彼女のテニスはグラスコートで輝く。今年のウィンブルドンまで、3回戦を突破していなかったのは驚きだ。今年の2回戦ではカロリーナ・プリスコバを破り、今大会最大の波乱を起こしている。

リバリコバは現在、どのくらい好調なのだろうか? 今年はグラスコートで17勝1敗の成績を残している(下部大会も含む)。準々決勝ではバンダウェイと対戦する。先月の全仏オープン1回戦でも対戦しており、リバリコバが6-1、6-4で勝っている。すでに優勝候補を一人破っている。バンダウェイとの試合でも波乱を起こし、スロバキア人女性初のウィンブルドン準決勝進出者になれるだろうか?


(Translated by tennisshiro)

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5.関連動画
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Johanna Konta v Simona Halep highlights - Wimbledon 2017 quarter-final



(動画:Wimbledon.com)

ウィンブルドン準々決勝、コンタvsハレプのハイライト。
序盤はコンタ選手に力みがありましたが、第1セット終盤からシャープなストロークを展開し始めます。
第2セット以降はベースラインから下がらず、ハレプ選手を左右に振り回します。
ハレプ選手も持ち前のフットワークで粘り強くディフェンス。
しかし、コンタ選手の攻撃的なストロークをしのぎ切ることができませんでした。

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6.その他のニュース
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7.編集後記
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女子シングルスはベスト4が出揃いました。

地元イギリスのコンタ選手、5回優勝のビーナス選手、2015年準優勝のムグルッサ選手、伏兵だけど侮れないリバリコバ選手の4人に絞られました。

ここまで来るとみんな調子がいいし、力もあるので誰が優勝してもおかしくないのですが、私はコンタ選手が優勝すると予想します。

2回戦、4回戦に続いて、昨日の試合もフルセット、僅差の勝負になりました。第2セットは1セットダウンでタイブレークに入り、ハレプ選手にミニブレークを許す場面もありました。緊張してサーブが入らなくなったり、ラケットが振り抜けなくなってもおかしくない状況で、全く動じず、自分のプレーを変えずにタイブレークを取り切りました。

フットワークが良く、ウィナー級のボールを何本も打ち返して来るハレプ選手が相手だと、普通の選手なら自分のテニスを疑うような場面も出て来るはずです。ですが、コンタ選手には全くそのような気配はなく、最後まで攻撃的なストロークを貫き通しました。

次はビーナス選手と対戦です。決勝はたぶんムグルッサ選手になると予想しています。タイプは違いますが、2人ともトップレベルの攻撃的なプレーヤーです。

その2人に対して、自分のテニスを貫けば、1977年のバージニア・ウェイド以来初のイギリス人優勝も見えてくるのではないでしょうか?
(ベスト4予想で3人ハズレている時点で、何も説得力がないことはご了承ください)



(了)


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