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7月, 2017の投稿を表示しています

今日のキーワード「steal the show」(主役の座を奪う) - 「フェデラー、イタリアで家族休暇」 | テニス | オフコート

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こんにちは。 テニス英語ニュース「Around the Court」です。 今週はトミック選手の舌禍騒動、ジョコビッチ選手の年内欠場など、どちらかというとネガティブな話題がトップニュースになっていました。 今日は軽めのポジティブな話題を取り上げたいと思います。 オフコートでは「戦士の姿」を絶対に見せないフェデラー選手。 良き旦那さん、良きパパになっている姿を見せてくれました。 (画像: rogerfedererthelegend ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【steal the show    主役の座を奪う】 今日のキーワードは「steal the show」です。 名詞「show」は、そのまま日本語にもなっていますが、「ショー」、「見せ物」、 動詞「steal」は、本来の持ち主から「盗む」、「奪う」という意味です。 「show」(ショー)の本来の持ち主は、その主役を務める人たちです。 ですので「steal the show」は、「主役の座を奪う」、「(主役以上に)話題になる」という意味になります。 ウィンブルドン決勝戦の本来の主役は、フェデラー選手とチリッチ選手ですが、 フェデラー選手の双子の息子さんが「(almost) stole the show」だったと述べています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.ボキャブラリー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・Roger Federer : ロジャー・フェデラー。スイス国籍。35歳。右利き、片手バックハンド。グランドスラム優勝19回、マスターズ優勝26回、ツアー優勝93回。現在3位 (最高1位)。 ・Wimbledon : ウィンブルドン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。グラスコート。開催地はイギリス・マートン・ロンドン特別区ウィンブルドン。 ・major : グランドスラム。テニス4大大会のこと。 ・Stuttgart : ドイツ・シュツットガルト。メルセデス・カップの開催地。ATP250シリーズの大会。グラスコート。 ・

今日のキーワード「mouth-watering」(魅力的な) - 「ジョコビッチ、フェデラーのように復活?」 | テニス | 全米オープン

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こんにちは。 テニス英語ニュース「Around the Court」です。 先日のウィンブルドンで試合を棄権したジョコビッチ選手。様々な憶測が出ていましたが、今シーズン残りの大会をすべて欠場することを、昨日発表しました。 ウィンブルドン後、トミック騒動のオーストラリアを除いて、寝ぼけていた各国メディアがやっと目を覚ましました。ジョコビッチ選手の今後を巡って、様々な記事が書かれています。 ジョコビッチ選手欠場のニュースは大手メディアだけでなく、TwitterなどのSNSでも大きく取り上げられています。 一般人のツイートをピックアップしてまとめた記事が面白いので、今日はそれを取り上げます。 (画像:NovakDjokovic.com) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【mouth-watering    魅力的な】 今日のキーワードは「mouth-watering」です。 動詞「water」には、「よだれを出す」、「よだれがたまる」という意味があります。 形容詞「mouth-watering」を直訳すると、「口からよだれが出るような」という意味になります。 人間はおいしそうな食べ物を見ると、条件反射で口内から唾液が分泌され、よだれが出ます。 ですので「mouth-watering」は「おいしそうな」という意味になります。 「mouth-watering」が食べ物以外を修飾する場合、「魅力的な」とか「誘惑するような」という意味になります。 来年の全豪オープン、ジョコビッチ選手がフェデラー選手やナダル選手と4回戦で対戦する 「mouth-watering」な状況が生まれる可能性があると伝えています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.ボキャブラリー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・pull : (とんでもないことを)しでかす、やってのける。「pull a Federer」は、「フェデラーのような偉業を成し遂げる」こと、つまり「フェデラーのように復活する」ことを意味する。 ・Novak Djokovic :

今日のキーワード「offer an olive branch」(和解を申し出る) - 「トミックへの接し方を後悔」 | テニス | ウィンブルドン

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こんにちは。 テニス英語ニュース「Around the Court」です。 まだクレーコート大会と同時並行ですが、今週から待望のハードコートシーズンが始まりました。 男子はアメリカ・アトランタ、女子は中国・江西省でそれぞれ大会が行われています。江西省オープンには日本選手も多数エントリーしているので楽しみです。 さて本題ですが、昨日に引き続き、トミック選手に関するニュースを取り上げます。 日曜日のテレビ・インタビューでトミック選手が好きなことを言いましたが、その中で個人名で批判を浴びた人がいます。前オーストラリア・デビスカップ監督であり、現役中には全米オープンを2度制しているパット・ラフター氏です。 そのラフター氏がシドニーのラジオで、2人の関係性について語っています。     (画像:Sydney Morning Herald) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【offer an olive branch    和解を申し出る】 今日のキーワードは「offer an olive branch」です。 「olive branch」は直訳すると「オリーブの枝」です。 「オリーブの枝」は平和の象徴で、「和解」とか「仲直り」を意味します。 動詞「offer」は「申し出る」、「提供する」という意味なので、 「offer an olive branch」は「和解を申し出る」、「仲直りをする」という意味になります。 「present an olive branch」、「extend an olive branch」でも同じ意味です。     (平和の象徴:オリーブの枝をくわえた白ハト) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.ボキャブラリー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・Davis Cup : 男子テニスの国別対抗戦。3日間に分けて、シングルス4試合、ダブルス1試合を5セットマッチで行い、先に3勝した国が勝利。 ・captain : 監督。フェドカップおよびデビスカップでは監督のことを「captain」(

今日のキーワード「come under fire」(非難の的になる) - 「トミック「本気を出したことがない」」 | テニス | ウィンブルドン

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こんにちは。 テニス英語ニュース「Around the Court」です。 昨日、男子テニスはクロアチア・ウマグとスウェーデン・バスタードで決勝戦が行われました。 ウマグでは、19歳のルブレフ選手がラッキールーザーから勝ち上がり、ツアー初優勝を飾っています。カチャノフ選手、ルブレフ選手、メドベデフ選手のネクストジェン・ロシア3人衆には今後も注目です。 https://ardthect.blogspot.jp/2017/06/toss-up.html バスタードでは、対照的に35歳のフェレール選手が2年ぶりのツアー優勝を果たしています。フェレール選手のツアー通算優勝回数は27回になります。この数字のすごさについては、後ほど簡単に触れます。35歳になってもテニスへの情熱が衰えないフェレール選手には、ただただ頭が下がるばかりです。 フェレール選手のように模範的な選手もいれば、そうではない選手もいます。24歳にして「テニスに飽きた」と発言し、「でも金稼ぎのためにあと10年くらいイイ感じでやる」と発言した人がいます。 今日はその選手に関するニュースを取り上げます。 そうです。ラケットを逆に持ち、サービスリターンしようとしているこの人です。 (画像:Mashable, Inc.) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【come under fire    非難の的になる】 今日のキーワードは「come under fire」です。 「under」は状態を表す前置詞で、「...の最中で」という意味で使われています。 「under construction」(建設中)や「under development」(開発中)のような形で使われます。 名詞「fire」はここでは、「砲火」、「射撃」の意味で使われています。 ですので「under fire」は、戦場で「砲火の真っ只中」にいる状態を表しています。 それが転じて、一般社会では「非難/批判の真っ只中」にいることを意味します。 動詞「come」は補語を取っているので、「...の状態になる」という意味です。 したがって「come under fire」で

今日のキーワード「go the distance」(最後まで戦い抜く) - 「デ杯改革案の投票日迫る」 | テニス | デビスカップ

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こんにちは。 テニス英語ニュース「Around the Court」です。 男子テニスの国別対抗戦としてITFが主催しているデビスカップ。 100年以上の歴史を持つ同大会ですが、過酷なATPツアーを回る選手からは様々な理由で不評を買っています。 (「編集後記」で後述) また国別の世界一を決める大会として「テニス・ワールドカップ」の開催を進める動きもあり、デビスカップの存在意義が薄れ始めています。 そのような状況を打破するために、ITFがデビスカップの大会方式の修正案を打ち出しました。 今日はそのニュースを取り上げます。 (画像: The Independent ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.今日のキーワード ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【go the distance    最後まで戦い抜く】 今日のキーワードは「go the distance」です。 名詞「distance」は「遠方」、「遠く離れた距離」の意味です。 動詞「go」は他動詞として使われ、「...に耐える」という意味で使われています。 ですので「go the distance」を直訳すると、「遠く離れた距離に耐える」、 その結果「遠方の目的地にたどり着く」になります。 それが転じて「最後までやり抜く」、「最後まで戦い抜く」という意味になります。 他動詞「go」を使う表現には「go a long way」(「長い道に耐える」⇒「成功する」)などもあります。 各ラウンドで5セットマッチを5試合戦うことを「go the Davis Cup distance」と表現しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.ボキャブラリー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・Davis Cup : 男子テニスの国別対抗戦。シングルス4試合、ダブルス1試合を5セットマッチで行い、先に3勝した国が勝利。 ・Fed Cup : 女子テニスの国別対抗戦。シングルス4試合、ダブルス1試合を3セットマッチで行い、先に3勝した国が勝利。 ・International Tennis Federation :