今日のキーワード「icing on the cake」(最高の気分) - 「ハース、ハレに別れを告げる」 | テニス | ゲリー・ウェバー・オープン
こんにちは。tennisshiroです。
エイゴン選手権で大波乱が起きています。大会2日目の1回戦で第1シードから第3シードの3選手が一気に敗退しました。
上位シードの初戦敗退だけでも大きなニュースですが、1回戦でトップ3人が一気に敗退というのはちょっと記憶にありません。
事件と言ってもいいレベルの珍しい事態が発生しています。
男子のもう一つの大会、ゲリー・ウェバー・オープンは、概ね順当に上位が勝ち上がっています。
そんな中、今年こそシード出場ではありませんでしたが、過去に2回優勝経験がある地元の人気選手が大会を去っています。
今日はそのニュースを取り上げます。
エイゴン選手権で大波乱が起きています。大会2日目の1回戦で第1シードから第3シードの3選手が一気に敗退しました。
上位シードの初戦敗退だけでも大きなニュースですが、1回戦でトップ3人が一気に敗退というのはちょっと記憶にありません。
事件と言ってもいいレベルの珍しい事態が発生しています。
男子のもう一つの大会、ゲリー・ウェバー・オープンは、概ね順当に上位が勝ち上がっています。
そんな中、今年こそシード出場ではありませんでしたが、過去に2回優勝経験がある地元の人気選手が大会を去っています。
今日はそのニュースを取り上げます。
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1.今日のキーワード
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【icing on the cake 最高の気分】
今日のキーワードは「icing on the cake」です。
「icing」はケーキの表面に塗られるチョコレートやクリームなどの糖衣のことです。
「icing on the cake」は、「cake」(パウンドケーキ)が食べられるだけでも嬉しいのに、
さらにその上に「icing」(糖衣)が乗っていて、とても嬉しい状態を指しています。
ですので「icing on the cake」は、「最高の気分」や「二重の喜び」という意味になります。
「icing」はケーキの表面に塗られるチョコレートやクリームなどの糖衣のことです。
「icing on the cake」は、「cake」(パウンドケーキ)が食べられるだけでも嬉しいのに、
さらにその上に「icing」(糖衣)が乗っていて、とても嬉しい状態を指しています。
ですので「icing on the cake」は、「最高の気分」や「二重の喜び」という意味になります。
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2.ボキャブラリー
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・Tommy Haas : トミー・ハース。ドイツ国籍。39歳。右利き、片手バックハンド。マスターズ優勝1回、ツアー優勝15回。現在252位 (最高2位)。
・Halle : ハレ。ゲリー・ウェバー・オープンの開催地。ATP500シリーズの大会。グラスコート。
・Gerry Weber Stadion :
ゲリー・ウェバー・スタディオン。ゲリー・ウェバー・オープンの会場。
・Bernard Tomic : バーナード・トミック。オーストラリア国籍。24歳。右利き、両手バックハンド。ツアー優勝3回。現在61位 (最高17位)。
・commemorative : 記念の。
・thunderous : 雷のような。
・give it a go : できる限り努力する、挑戦してみる。
・Roger Federer : ロジャー・フェデラー。スイス国籍。35歳。右利き、片手バックハンド。グランドスラム優勝18回、マスターズ優勝26回、ツアー優勝91回。現在5位 (最高1位)。
・Stuttgart : シュツットガルト。メルセデス・カップの開催地。ATP250シリーズの大会。グラスコート。
・Bastad : ボースタード。スウェーデン・オープンの開催地。ATP250シリーズの大会。クレーコート。
・Hamburg : ハンブルク。ドイツ国際オープンの開催地。ATP500シリーズの大会。クレーコート。ハース選手の出身地。
・Kitzbuehel : キッツビュール。オーストリア・オープンの開催地。ATP250シリーズの大会。クレーコート。
・wild card : ワイルドカード。主催者推薦により大会に出場する権利。
・Wimbledon : ウィンブルドン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。グラスコート。開催地はイギリス・マートン・ロンドン特別区ウィンブルドン。
・US Open : 全米オープン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。ハードコート。開催地はアメリカ・ニューヨーク。
・Vienna : ウィーン。エルステ・バンク・オープンの開催地。ATP500シリーズの大会。屋内ハードコート。
上記フレーズに関する知識があると、原文をより深く理解できます。
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3.原文
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【Haas Bids Emotional Halle Farewell】
Former World No. 2 Tommy Haas said an emotional farewell to Halle fans Tuesday, carrying his daughter Valentina in his arms as he walked off Gerry Weber Stadion for the final time.
The two-time champion fell 6-4, 6-4 to Australian Bernard Tomic in his final professional grass-court match on German soil.
“Walking with Valentina in my arms is always special, but leaving the court this way for the last time is icing on the cake,” said Haas, who was presented with a commemorative framed photo from Tournament Director Ralf Weber. He also received thunderous applause from fans.
“It was very emotional, obviously. You never quite know how to prepare for your last match at an event, especially one that is very close to you and at which you’ve had great success. I’ve really enjoyed coming back here every year.
“I am happy enough to have made the effort to go out there and give it a go, which wasn’t easy. I am very satisfied with the ending. Tournament Director Ralf is someone I have known for a very long time and it’s one of the best tournaments all year.”
After last week’s inspired win over Roger Federer and an eventual run to the quarter-finals in Stuttgart, Haas said that he was disappointed with his level of play against Tomic today.
“I’m not that satisfied with the way I played today, especially in front of a Halle crowd, but that’s how it goes sometimes. My body wasn’t where I needed it to be the last few days to give it a real good go. He was also a tricky opponent.”
Haas confirmed that he would not play on beyond 2017, but said that he did not yet know which event would be his last.
“My body is doing a lot of things right now that I have no control over, even though I am trying as hard as I can to be as fit as I can. I am looking forward to the tournaments who are still happy to have me. That includes Bastad, Hamburg, Kitzbuehel. I am hoping for a wild card at Wimbledon and after that we’ll see.
"If the body holds up I’d like to play the US Open again and possibly Vienna, but that is really a question mark. I am done after this year.”
(引用元 ATP Tour, Inc.:http://www.atpworldtour.com/en/news/haas-bids-emotional-halle-farewell)
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4.日本語訳
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【ハース、ハレと感動的なお別れ】
火曜日、元世界2位のトミー・ハースがハレのファンに感動的な別れを告げた。ゲリー・ウェバー・スタディオンから去るとき、娘のバレンティナちゃんを腕に抱いていた。
2回優勝経験があるハースは、バーナード・トミックに4-6、4-6で敗れた。この試合がドイツで行われるグラスコート最後の試合になった。
「バレンティナを抱いて歩くと、いつも特別な気持ちになる。最後にこのような形でコートを去るのは、最高の気分だ」とハースは語った。ハースにはトーナメント・ディレクターのラルフ・ウェバー氏から記念の写真立てが贈られた。また彼はファンから万雷の拍手を受けた。
「とても感動的だったのは間違いない。大会最後の試合に向けて、どのような心の準備をすればよいのかわからない。生まれ故郷から近くて、良い成績を収めている大会なら尚更だ。毎年この大会に戻って来るのを本当に楽しみにしていた」
「簡単ではなかったが、この大会に出場して良いプレーをするために努力してきた。そのことをうれしく思う。このような最後を迎えられて、とても満足している。トーナメント・ディレクターのラルフとは長い付き合いになる。1年を通して最高の大会の一つだ」
先週のシュツットガルトでは、ロジャー・フェデラーに勝利し、士気を上げ、最終的に準々決勝に進出した。その後だけに、トミック戦のプレーレベルには失望している、とハースは語った。
「今日のプレーにはそれほど満足していない。ハレのファンが見ていたので尚更だ。でも、物事が上手く行かないこともある。この2、3日、僕の体は本当に良いプレーができる状態ではなかった。それにトミックは難しい相手だった」
ハースは今年で引退することを明言した。しかし、どの大会が最後になるか決まってない、と語った。
「できるだけ体調を維持するために、全力を尽くしている。でも、僕の体には今いろいろなことが起きている。だから自分でもコントロールできない。僕のことを歓迎してくれる大会に、参加するのを楽しみにしている。ボースタード、ハンブルク、キッツビュールの大会に参加したい。ウィンブルドンにもワイルドカードで出場したい。その後はまだ決まっていない」
「体がもつなら、全米オープンでもプレーしたい。できればウィーンでもプレーしたい。でも、体がもつのか本当に疑問だ。今年限りで引退するよ」
2回優勝経験があるハースは、バーナード・トミックに4-6、4-6で敗れた。この試合がドイツで行われるグラスコート最後の試合になった。
「バレンティナを抱いて歩くと、いつも特別な気持ちになる。最後にこのような形でコートを去るのは、最高の気分だ」とハースは語った。ハースにはトーナメント・ディレクターのラルフ・ウェバー氏から記念の写真立てが贈られた。また彼はファンから万雷の拍手を受けた。
「とても感動的だったのは間違いない。大会最後の試合に向けて、どのような心の準備をすればよいのかわからない。生まれ故郷から近くて、良い成績を収めている大会なら尚更だ。毎年この大会に戻って来るのを本当に楽しみにしていた」
「簡単ではなかったが、この大会に出場して良いプレーをするために努力してきた。そのことをうれしく思う。このような最後を迎えられて、とても満足している。トーナメント・ディレクターのラルフとは長い付き合いになる。1年を通して最高の大会の一つだ」
先週のシュツットガルトでは、ロジャー・フェデラーに勝利し、士気を上げ、最終的に準々決勝に進出した。その後だけに、トミック戦のプレーレベルには失望している、とハースは語った。
「今日のプレーにはそれほど満足していない。ハレのファンが見ていたので尚更だ。でも、物事が上手く行かないこともある。この2、3日、僕の体は本当に良いプレーができる状態ではなかった。それにトミックは難しい相手だった」
ハースは今年で引退することを明言した。しかし、どの大会が最後になるか決まってない、と語った。
「できるだけ体調を維持するために、全力を尽くしている。でも、僕の体には今いろいろなことが起きている。だから自分でもコントロールできない。僕のことを歓迎してくれる大会に、参加するのを楽しみにしている。ボースタード、ハンブルク、キッツビュールの大会に参加したい。ウィンブルドンにもワイルドカードで出場したい。その後はまだ決まっていない」
「体がもつなら、全米オープンでもプレーしたい。できればウィーンでもプレーしたい。でも、体がもつのか本当に疑問だ。今年限りで引退するよ」
(Translated by tennisshiro)
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5.関連動画
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Kei Nishikori and Tommy Haas hit at IMG Academy in 2009
(動画:IMG Academy)
2009年12月30日に公開されている錦織選手とハース選手の練習風景。
錦織選手は右ひじの故障から3月にツアーを離脱、8月に手術、11月からボールを打ち始めたばかりです。
ハース選手も翌年2月に肩と臀部の手術を受けており、完調ではないと思われます。
手負いの状態とは思えないほど、トップ10レベルの2人の打ち合いは緊張感があります。
ニック・ボロテリーさんの分析・コーチングも熱を帯びています。
錦織選手は右ひじの故障から3月にツアーを離脱、8月に手術、11月からボールを打ち始めたばかりです。
ハース選手も翌年2月に肩と臀部の手術を受けており、完調ではないと思われます。
手負いの状態とは思えないほど、トップ10レベルの2人の打ち合いは緊張感があります。
ニック・ボロテリーさんの分析・コーチングも熱を帯びています。
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6.その他のニュース
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【コキナキス「最高の気分」】
【ラッキー・ルーザーのトンプソン、マレーに衝撃的勝利】
【フェデラー、ハレ初戦で通算1,100勝達成】
【ネクスト・ジェンのコキナキス、キャリア最大の勝利 】
【錦織、ハレ初戦で芝の試練】
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【フェデラー、ハレ初戦で通算1,100勝達成】
【ネクスト・ジェンのコキナキス、キャリア最大の勝利 】
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7.編集後記
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ハース選手を見ると思い浮かぶのが「不屈」という言葉です。手術が必要な大きなケガを何度も負っているのに、その度に復活してトップレベルまで戻って来ています。
ハース選手と同じIMGアカデミーで育った錦織選手は、ジュニア時代からハース選手と接してきました。同じコートで練習できたおかげで、トップ10選手のすごさを知ると同時に、自分にどのくらいの力があるのかを測る基準にすることができたそうです。
またハース選手の振る舞いを見て、トッププロとしてあるべき姿を学んだとも言っています。特にケガでコートに立てないとき、トレーニングルームにこもって、何時間もベンチプレスに励む姿を見たとき、ハース選手の人間的な強さを感じたそうです。
ハース選手の地道な努力のおかげで、2004年と2012年の2回カムバック賞を獲得しています。
そのハース選手にとって、ハレで行われる大会は特別だったようですね。もちろん母国ドイツということもありますが、ケガで苦しんだハース選手にとって復活のきっかけとなる大会だったことが大きいようです。
実際、2008年ひじの手術から復帰後に初優勝を飾ったのが、2009年のハレ(決勝はジョコビッチに勝利)ですし、2010年の肩と臀部の手術から復帰後に初優勝を飾ったのも、2012年のハレ(決勝はフェデラーに勝利)でした。
そういう大会だからこそ、最後に自分を温かく送ってくれたハレのテニスファンに感動したんでしょうね。
あと半年、体はかなりきつそうですが、悔いなく最後のシーズンを締めくくってもらいたいです。
ハース選手と同じIMGアカデミーで育った錦織選手は、ジュニア時代からハース選手と接してきました。同じコートで練習できたおかげで、トップ10選手のすごさを知ると同時に、自分にどのくらいの力があるのかを測る基準にすることができたそうです。
またハース選手の振る舞いを見て、トッププロとしてあるべき姿を学んだとも言っています。特にケガでコートに立てないとき、トレーニングルームにこもって、何時間もベンチプレスに励む姿を見たとき、ハース選手の人間的な強さを感じたそうです。
ハース選手の地道な努力のおかげで、2004年と2012年の2回カムバック賞を獲得しています。
そのハース選手にとって、ハレで行われる大会は特別だったようですね。もちろん母国ドイツということもありますが、ケガで苦しんだハース選手にとって復活のきっかけとなる大会だったことが大きいようです。
実際、2008年ひじの手術から復帰後に初優勝を飾ったのが、2009年のハレ(決勝はジョコビッチに勝利)ですし、2010年の肩と臀部の手術から復帰後に初優勝を飾ったのも、2012年のハレ(決勝はフェデラーに勝利)でした。
そういう大会だからこそ、最後に自分を温かく送ってくれたハレのテニスファンに感動したんでしょうね。
あと半年、体はかなりきつそうですが、悔いなく最後のシーズンを締めくくってもらいたいです。
(了)
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