今日のキーワード「out of nowhere」(いきなり) - 「フェデラー「全米優勝は非現実的」」 | テニス | 全米オープン
こんにちは。
テニス英語ニュース「Around the Court」です。
ウィンブルドンが終わり、これからハードコート・シーズンに入っていきます。男子は、クロアチアのウマグ(モンフィス、ゴファンらが出場)やスウェーデンのバスタード(ブスタ、ビノラス、クエバスらが出場)でクレーコート大会が開催されていますが、いわゆるクレーコーターではない大方のランキング上位選手は7/24開幕のアトランタや7/31開幕のワシントン辺りから本格始動する見込みです。
ウィンブルドンは終わりましたが、まだ余韻が残っており、各メディアは優勝後のフェデラー選手やムグルッサ選手に対するインタビュー記事を掲載しています。
その中で全米オープンに対するフェデラー選手の意気込みをCNNが聞いています。
今日はそのニュースを取り上げます。
テニス英語ニュース「Around the Court」です。
ウィンブルドンが終わり、これからハードコート・シーズンに入っていきます。男子は、クロアチアのウマグ(モンフィス、ゴファンらが出場)やスウェーデンのバスタード(ブスタ、ビノラス、クエバスらが出場)でクレーコート大会が開催されていますが、いわゆるクレーコーターではない大方のランキング上位選手は7/24開幕のアトランタや7/31開幕のワシントン辺りから本格始動する見込みです。
ウィンブルドンは終わりましたが、まだ余韻が残っており、各メディアは優勝後のフェデラー選手やムグルッサ選手に対するインタビュー記事を掲載しています。
その中で全米オープンに対するフェデラー選手の意気込みをCNNが聞いています。
今日はそのニュースを取り上げます。
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1.今日のキーワード
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【out of nowhere いきなり】
今日のキーワードは「out of nowhere」です。
前置詞句「out of ...」は、ここでは「...から」という意味で使われ、起源や出所を示しています。
名詞「nowhere」は「どこでもない場所」、「何もない場所」という意味です。
ですので「out of nowhere」を直訳すると、「どこでもない場所から」、「何もない所から」になります。
日本語らしい表現にすると、「どこからともなく」、「いきなり」という意味になります。
フェデラー選手は、今年の全豪オープンで約4年半ぶりにグランドスラム優勝をしました。
その年に、グランドスラム3大会で優勝するのは「out of nowhere」だと語っています。
前置詞句「out of ...」は、ここでは「...から」という意味で使われ、起源や出所を示しています。
名詞「nowhere」は「どこでもない場所」、「何もない場所」という意味です。
ですので「out of nowhere」を直訳すると、「どこでもない場所から」、「何もない所から」になります。
日本語らしい表現にすると、「どこからともなく」、「いきなり」という意味になります。
フェデラー選手は、今年の全豪オープンで約4年半ぶりにグランドスラム優勝をしました。
その年に、グランドスラム3大会で優勝するのは「out of nowhere」だと語っています。
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2.ボキャブラリー
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・Roger Federer : ロジャー・フェデラー。スイス国籍。35歳。右利き、片手バックハンド。グランドスラム優勝19回、マスターズ優勝26回、ツアー優勝93回。現在3位 (最高1位)。
・shrewd : 抜け目がない、利口な
・Marin Cilic : マリン・チリッチ。クロアチア国籍。28歳。右利き、両手バックハンド。グランドスラム優勝1回、マスターズ優勝1回、ツアー優勝17回。現在6位 (最高6位)。
・major : グランドスラム。テニス4大大会のこと。
・All England Club : オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ。ウィンブルドンの会場。
・nemesis : 強敵、手ごわい相手。
・Rafa Nadal : ラファエル・ナダル。スペイン国籍。31歳。左利き、両手バックハンド。グランドスラム優勝15回、マスターズ優勝30回、ツアー優勝73回。現在2位 (最高1位)。
・Melbourne : オーストラリア・メルボルン。全豪オープンの開催地。
・poised : 用意が十分にできて、準備ができて。
・Flushing Meadows : フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク。アメリカ・ニューヨークにある公園施設。全米オープンの開催地。
・pinch oneself : 自分自身をつねる。自分の思考を現実に引き戻すこと。
上記フレーズに関する知識があると、原文をより深く理解できます。
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3.原文
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【Roger Federer: 'Grand Slam No. 20 at US Open would be a joke'】
They said he was finished -- that, without a grand slam title for almost five years, his glory days were behind him.
Roger Federer clearly wasn't listening; he's played two grand slam events in 2017 and won them both.
Thanks to a shrewd and shortened schedule, the 35-year-old's match win percentage this season (93.9%) doesn't just blow away his modern-day contemporaries, it even rivals his own golden standards between 2004 and 2007.
There are few players more self-assured on the ATP Tour, but even Federer hadn't dared dream of this.
"I was hoping that things were going to play out nicely and that I was going to be in contention in the second week at Wimbledon," he told CNN Sport Monday as he reflected on his straight sets win over Marin Cilic in the men's final.
"To win it altogether? It's like the dream scenario that you hope happens but you're so cautious that you never really want to go there mentally."
Federer's victory on Sunday handed the Swiss a record eighth Wimbledon singles title, and his 19th major overall.
He didn't drop a set all tournament at the All England Club this year -- the first man since Bjorn Borg in 1976 to do so -- barely breaking sweat over the last fortnight.
Friend and long-time nemesis Rafa Nadal could have closed the gap between them to just two in Melbourne, but now Federer is poised for magical grand slam number 20.
"That would be a joke, if I won three slams this year out of nowhere," said Federer, looking ahead to Flushing Meadows.
"I know if I stay in shape there are chances for me to do well at the US Open, but to win it? Yeah, at some stage I almost feel like I have to be realistic."
"I am not 25 anymore. I'm not sure I can win three slams in one year. Winning two is already pretty crazy and plenty good enough for me."
He won't be pinching himself just yet. Every time the Swiss has won both the Australian Open and Wimbledon in a single season, he has also gone on to lift the US Open trophy (2004, 2006 and 2007).
"I'll definitely try and get myself organized, prepared and ready so that I'll have the best chance to do well at the US Open," said Federer.
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4.日本語訳
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【フェデラー「全米オープンでグランドスラム20勝目を達成するのは現実的ではない」】
「フェデラーは終わった。5年近くグランドスラムで優勝していない。全盛期は過ぎている」と巷では言われていた。
フェデラーがそれに耳を貸さなかったのは明らかだ。2017年、フェデラーはグランドスラム2大会に参加し、両方で優勝した。
賢明なスケジュール管理のおかげで、今シーズン、フェデラーの勝率は93.9%を誇る。この数字は、現在のツアー選手をほぼ寄せ付けていないことを意味する。それと同時に、2004年から2007年にかけての全盛期の勝率にも匹敵する。
ATPツアーに参加して自信過剰になる選手はほぼいない。フェデラーのような選手でさえ、この結果を予測していなかったと言う。
「上手く事が運ぶことを期待していた。ウィンブルドンのセカンドウィークに残りたかった」
マリン・チリッチとの決勝でストレート勝ちしたことを振り返りながら、フェデラーはCNNに語った。
「優勝すること?夢のようなシナリオだ。そうなることを期待はするだろう。でも慎重に考えれば、本当に優勝できるとは思わない」
しかしフェデラーは、ウィンブルドン最多8回目、グランドスラム最多19回目の優勝を飾った。
今年のウィンブルドンでは1セットも落とさなかった。これは1976年に優勝したビヨン・ボルグ以来の快挙だ。また2週間の大会期間中、余裕の試合運びを見せた。
ラファエル・ナダルとは、長年親友であり、ライバルでもある。ナダルは全豪オープンで、グランドスラム通算優勝回数を2差まで縮める可能性もあった。今フェデラーは、グランドスラム通算優勝回数が20に届こうとしている。
「今年いきなりグランドスラム3大会で優勝するのは、現実的ではない。コンディションを維持できれば、全米オープンでも活躍できるのはわかっている。でも優勝はどうだろう?年を重ねると、現実的に考なければならないと感じるようになる」と全米オープンを見据えて、フェデラーは語った。
「僕はもう25歳ではない。1年の間にグランドスラムで3回優勝する自信はない。2回優勝するだけでも素晴らしいことだ。自分は十分満足している」
まだウィンブルドン優勝の余韻にひたっているのだろう。全豪オープンとウィンブルドンで優勝した年、フェデラーは必ず全米オープンでも優勝している。(2004年、2006年、2007年)
「全米オープンでベストの活躍をするために、コンディションを整え、準備し、最善を尽くす」とフェデラーは語った。
フェデラーがそれに耳を貸さなかったのは明らかだ。2017年、フェデラーはグランドスラム2大会に参加し、両方で優勝した。
賢明なスケジュール管理のおかげで、今シーズン、フェデラーの勝率は93.9%を誇る。この数字は、現在のツアー選手をほぼ寄せ付けていないことを意味する。それと同時に、2004年から2007年にかけての全盛期の勝率にも匹敵する。
ATPツアーに参加して自信過剰になる選手はほぼいない。フェデラーのような選手でさえ、この結果を予測していなかったと言う。
「上手く事が運ぶことを期待していた。ウィンブルドンのセカンドウィークに残りたかった」
マリン・チリッチとの決勝でストレート勝ちしたことを振り返りながら、フェデラーはCNNに語った。
「優勝すること?夢のようなシナリオだ。そうなることを期待はするだろう。でも慎重に考えれば、本当に優勝できるとは思わない」
しかしフェデラーは、ウィンブルドン最多8回目、グランドスラム最多19回目の優勝を飾った。
今年のウィンブルドンでは1セットも落とさなかった。これは1976年に優勝したビヨン・ボルグ以来の快挙だ。また2週間の大会期間中、余裕の試合運びを見せた。
ラファエル・ナダルとは、長年親友であり、ライバルでもある。ナダルは全豪オープンで、グランドスラム通算優勝回数を2差まで縮める可能性もあった。今フェデラーは、グランドスラム通算優勝回数が20に届こうとしている。
「今年いきなりグランドスラム3大会で優勝するのは、現実的ではない。コンディションを維持できれば、全米オープンでも活躍できるのはわかっている。でも優勝はどうだろう?年を重ねると、現実的に考なければならないと感じるようになる」と全米オープンを見据えて、フェデラーは語った。
「僕はもう25歳ではない。1年の間にグランドスラムで3回優勝する自信はない。2回優勝するだけでも素晴らしいことだ。自分は十分満足している」
まだウィンブルドン優勝の余韻にひたっているのだろう。全豪オープンとウィンブルドンで優勝した年、フェデラーは必ず全米オープンでも優勝している。(2004年、2006年、2007年)
「全米オープンでベストの活躍をするために、コンディションを整え、準備し、最善を尽くす」とフェデラーは語った。
(Translated by tennisshiro)
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5.関連動画
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Roger Federer v Marin Cilic highlights - Wimbledon 2017 final
(動画:Wimbledon.com)
2017年ウィンブルドン決勝、フェデラーvsチリッチのハイライト。
ハイライトと言うより、フェデラー選手の好プレー集になっています。
それだけ、フェデラー選手が圧倒していたし、ハイライトで取り上げたくなるプレーをしていたということでしょう。
サーブ、3球目攻撃、リターンウィナー、バックハンドクロス等々、多彩な攻撃を見せています。
これだけ見どころの多いプレーをしてくれると、ハイライト動画編集者も楽なのではないでしょうか。
(逆に好プレーが多すぎて迷うかもしれませんが・・・)
ハイライトと言うより、フェデラー選手の好プレー集になっています。
それだけ、フェデラー選手が圧倒していたし、ハイライトで取り上げたくなるプレーをしていたということでしょう。
サーブ、3球目攻撃、リターンウィナー、バックハンドクロス等々、多彩な攻撃を見せています。
これだけ見どころの多いプレーをしてくれると、ハイライト動画編集者も楽なのではないでしょうか。
(逆に好プレーが多すぎて迷うかもしれませんが・・・)
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6.その他のニュース
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【Wimbledon champion Muguruza reveals grand plan】
【Federer crushes tearful Cilic to make tennis history】
【Muguruza overpowers Williams to win first Wimbledon】
【Federer crushes tearful Cilic to make tennis history】
【Muguruza overpowers Williams to win first Wimbledon】
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7.編集後記
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フェデラー選手がウィンブルドン優勝後に語った全米オープンへの意気込みでした。
フェデラー選手の謙虚さや大人の落ち着きを感じる発言です。
それと同時に、今年初めの全豪オープン時の発言を思い出しました。半年間の休養明けで、今回と状況はまったく異なりますが、発言のトーンが非常に似ています。
大会前は、勝ち負けは重要ではなく、健康を取り戻したこと、ツアーに戻って来たことが重要だ、という内容の発言に終始しています。勝ち進んでもその姿勢に変わりはありませんでした。
3回戦のベルディヒ戦前には「(トップ10クラスの)トマーシュとどの程度やれるかのテスト」と言いながら、ベルディヒ選手に何もさせず、ストレートで圧勝しました。
4回戦の錦織戦前も「(当時トップ5の)ケイにどれだけ付いて行けるかのテスト」と言いながら、速い仕掛けで錦織選手を左右に振り回し、錦織選手の足を止めて、フルセットで勝ち切りました。
その後、M.ズベレフ選手に圧勝し、ワウリンカ選手、ナダル選手も破って優勝したのはご存知の通りです。
トップの選手は皆そうですが、フェデラー選手もかなりの勝負師です。ウィンブルドン優勝晩餐会の二日酔いを装って、全米に向けてちょっとした駆け引きをしているようにも見えます。
「もう25歳ではない」、「現実的に考える」からこそ、フェデラー選手はテニスを「コート上の単なるボールの打ち合い」とは考えていないはずです。コート外の心理的な戦いも含めて、有利に勝負を進めることを考えているはずです。
ボールの打ち合いが一番上手い人が、駆け引きにも長けているとしたら、他の選手はどうしようもないですね。
全米オープンでもかなり活躍しそうです。楽しみです。
フェデラー選手の謙虚さや大人の落ち着きを感じる発言です。
それと同時に、今年初めの全豪オープン時の発言を思い出しました。半年間の休養明けで、今回と状況はまったく異なりますが、発言のトーンが非常に似ています。
大会前は、勝ち負けは重要ではなく、健康を取り戻したこと、ツアーに戻って来たことが重要だ、という内容の発言に終始しています。勝ち進んでもその姿勢に変わりはありませんでした。
3回戦のベルディヒ戦前には「(トップ10クラスの)トマーシュとどの程度やれるかのテスト」と言いながら、ベルディヒ選手に何もさせず、ストレートで圧勝しました。
4回戦の錦織戦前も「(当時トップ5の)ケイにどれだけ付いて行けるかのテスト」と言いながら、速い仕掛けで錦織選手を左右に振り回し、錦織選手の足を止めて、フルセットで勝ち切りました。
その後、M.ズベレフ選手に圧勝し、ワウリンカ選手、ナダル選手も破って優勝したのはご存知の通りです。
トップの選手は皆そうですが、フェデラー選手もかなりの勝負師です。ウィンブルドン優勝晩餐会の二日酔いを装って、全米に向けてちょっとした駆け引きをしているようにも見えます。
「もう25歳ではない」、「現実的に考える」からこそ、フェデラー選手はテニスを「コート上の単なるボールの打ち合い」とは考えていないはずです。コート外の心理的な戦いも含めて、有利に勝負を進めることを考えているはずです。
ボールの打ち合いが一番上手い人が、駆け引きにも長けているとしたら、他の選手はどうしようもないですね。
全米オープンでもかなり活躍しそうです。楽しみです。
(了)
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