今日のキーワード「downside」(マイナス面) - 「マレー、心理的な理由を否定」 | テニス | BNLイタリア国際

こんにちは。tennisshiroです。

昨日も少し触れましたが、BNLイタリア国際でマレー選手が初戦敗退しました。
マレー選手の初戦敗退はインディアンウェルズに続き今年2回目になります。

昨年念願の世界ランキング1位になり、今年も大活躍が期待されていたマレー選手。
しかし、その期待に反して今年は不振を極めています。


不調の原因について、マレー選手の地元イギリスのBBCが報じています。

アンディ・マレー(画像:BBC Sport)

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1.今日のキーワード
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【downside    マイナス面】

今日のキーワードは「downside」です。
「downside」は「下側」、「下降」などの意味を持つ名詞です。
「よくない傾向の」、「下降気味の」という意味の形容詞として用いられることもあります。

本文では、マレー選手が昨年終盤に見せた5大会連続優勝の「マイナス面」という意味で使われています。

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2.ボキャブラリー
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・Murray : アンディ・マレー。スコットランド出身。30歳。右利き、両手バックハンド。グランドスラム優勝3回、マスターズ優勝14回、ツアー優勝45回。現在1位 (最高1位)。
・Fabio Fognini : ファビオ・フォニーニ。イタリア出身。29歳。右利き、両手バックハンド。ツアー優勝4回。現在29位 (最高13位)。
・French Open : 全仏オープン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。クレーコート。開催地はフランス・パリ。
・work out : 練習する、トレーニングする。
・turn ... around : ...の方向を変える、...を好転させる。
・nothing to do with ... : ...と関係がない。
・Dubai : ドバイデューティーフリー・テニス選手権。ATP500シリーズの大会。ハードコート。開催地がアラブ首長国連邦・ドバイであることから一般的にドバイと呼ばれる。
・in a row : 連続して、続けて。
・Roland Garros : ローラン・ギャロス。全仏オープンの会場。しばしば全仏オープンそのものを指す。
・Novak Djokovic : ノバク・ジョコビッチ。セルビア出身。29歳。右利き、両手バックハンド。グランドスラム優勝12回、マスターズ優勝30回、ツアー優勝67回。現在2位 (最高1位)。
・Barcelona Open : バルセロナ・オープン。ATP500シリーズの大会。クレーコート。開催地はスペイン・バルセロナ。
・Dominic Thiem : ドミニク・ティエム。オーストリア出身。23歳。右利き、片手バックハンド。ツアー優勝8回。現在7位 (最高7位)。
・go down to ... : ...に敗れる、...に屈服する。
・Borna Coric : ボルナ・チョリッチ。クロアチア出身。20歳。右利き、両手バックハンド。ツアー優勝1回。現在41位 (最高33位)。
・Madrid Open : マドリード・オープン。マスターズ1000大会の一つ。クレーコート。開催地はスペイン・マドリード。
・Ivan Lendl : イワン・レンドル。アンディ・マレーのコーチ。現役時代には、グランドスラム優勝8回、ツアー優勝94回の成績を残す。最高ランキング1位。
・join up with : 合流する、一緒になる。
・correspondent : 担当記者。
・Wimbledon : ウィンブルドン。テニス4大大会であるグランドスラムの一つ。芝。開催地はイギリス・マートン・ロンドン特別区ウィンブルドン。
・runner-up : 準優勝、2位。
・Queen's Club : クイーンズ・クラブ。エイゴン選手権の会場。

上記フレーズに関する知識があると、原文をより深く理解できます。
 

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3.原文
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【Murray has 'no reason' for loss of form】 

The 30-year-old lost 6-2 6-4 to Fabio Fognini in Rome and has now won one title from eight events in 2017.

The French Open begins on 28 May but Murray has only reached one semi-final in his last four clay court events.

"I'm just not playing good tennis and need to try to work out how to turn it around," he said. "I believe I will."

He added: "The last couple of weeks have definitely been a struggle and a long way from where I'd like to be. There is no reason for it from my end.

"Movement the last two weeks has not been good. My movement has been a big help, the last couple of years, but certainly the last couple of weeks, that's been a problem."

The Scot insists his difficulties are nothing to do with the pressures of being world number one.

But he admitted he found it hard to create chances against world number 29 Fognini, as he suffered a fifth defeat in 10 matches.

Murray's last title came in Dubai in February, a contrast to the form he showed in winning five events in a row to end 2016.

He will arrive in Roland Garros - he was beaten by Novak Djokovic in last year's final - with his run to the semi-final of the Barcelona Open in April as his best return on clay in 2017.

Since that loss to Dominic Thiem, he has gone down to world number 50 Borna Coric at the Madrid Open before a straight sets defeat by Fognini.

Ivan Lendl - who coaches Murray on a part-time basis - will join up with the team later this week for the grand slam event in Paris.

Murray's ranking under threat? - analysis
BBC Sport tennis correspondent Russell Fuller:

Andy Murray will be the world number 1 during Wimbledon, but will have to play exceptionally well if he is to remain at the top come the autumn.

That is because tennis' ranking system is calculated on an annual basis, with players defending points they won in the same week the previous year.

Murray has shed a significant number of points by losing early in both Madrid and Rome, as last year he was the runner-up in Spain and the champion in Italy.

He has nearly 4000 points to defend at the French Open, The Queen's Club and Wimbledon, and an even greater number in October and November - the one down side of winning his final five tournaments of 2016.


(引用元 BBC Sport:

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4.日本語訳
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【マレー、心理的な理由を否定】 

30歳のマレーはBNLイタリア国際でファビオ・フォニーニに2-6、4-6で敗れた。今年に入ってから現在まで、8大会で1回優勝しただけである。

5月28日に全仏オープンが開幕するが、マレーは最近のクレーコート4大会で1回準決勝に進出しただけである。
 
「良いテニスができていないだけだ。状況を好転させるために練習が必要だ」、「良くなると信じている」とマレーは語る。

「この2週間は苦しみ、自分の理想の姿にほど遠かったことは確かだ。心理的なことが理由ではない」と彼は付け加えた。

「この2週間は動きが良くなかった。最近2年間は自分の動きが非常に有効だった。しかし、この2週間はその動きが問題だったことは確かだ」

「自分が直面している問題は、世界ランキング1位のプレッシャーとは関係がない」とマレーは主張する。

しかし、最近10試合で5回目の敗戦を喫したとき、29位のフォニーニに対してチャンスを作るのが困難だったことを認めている。

マレーの最後の優勝は、2月の ドバイデューティーフリー・テニス選手権までさかのぼる。昨年終盤に見せた5大会連続優勝の好調とは対照的である。

今年のクレー最高成績は、4月のバルセロナ・オープンで残した準決勝進出である。昨年決勝でノバク・ジョコビッチに敗れたローラン・ギャロスにはその状態で乗り込む。

バルセロナでドミニク・ティエムに敗れた後、マドリード・オープンで50位のボルナ・チョリッチに敗れ、フォニーニにもストレートで敗れている。

マレーのコーチを務めるイワン・レンドルは、パリで開催されるグランドスラムのために、今週末チームに合流する。


マレー、ランキング陥落の危険性? - 分析
BBC Sport テニス担当記者 ラッセル・フラー

アンディ・マレーはウィンブルドンが終わるまで世界1位にいるだろう。しかし、今年の秋も1位をキープするには各段に良いプレーをする必要がある。

テニスのランキング・システムは1年単位で算出される。そのため選手は、前年同週に獲得したポイントをディフェンドする必要がある。

昨年マレーはマドリードで準優勝し、ローマで優勝しているので、両大会で早期敗退した今年は大量のポイントを失った。

彼は全仏オープン、クイーンズクラブ、ウィンブルドンで4000ポイント近くをディフェンドする必要がある。また10-11月にはさらに大量のポイントをディフェンドする必要がある。それが、昨年最後の5大会で連続優勝したマイナスの側面である。

 
(Translated by tennisshiro)
 

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5.関連動画
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Trio Of Fantastic Forehand Hot Shots From Fognini Rome 2017




BNLイタリア国際2回戦でマレー選手を破ったフォニーニ選手のフォアハンドのスーパーショットを3本。
2本目のバックのクロスラリーからダウンザラインへの展開、3本目のエアショットは錦織選手を彷彿とさせます。


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6.その他のニュース
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7.編集後記
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昨年ジョコビッチ選手が全仏オープンで悲願の生涯グランドスラムを達成した後、バーンアウトの影響と思われる極度の不振に陥りました。そのジョコビッチ選手がどんどんポイントを失っていく中、破竹の勢いでポイントを積み上げたのがマレー選手でした。

マレー選手はATPツアーファイナル決勝でジョコビッチ選手との直接対決を制し、念願の世界No.1に登りつめました。「BIG4の4番目の選手」という評価を覆し、見事に王者の座に就きました。

しかし、昨年のジョコビッチ選手に続いて、今年はマレー選手がバーンアウトになっているのではと言われるくらい不振を極めています。この記事で本人は否定していますが、非常に心配です。

世界No.1に満足していない、プレッシャーも全くないということを証明するような活躍を期待しています。
 
 
 

(了)

 
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